昔の英単語集

半世紀前の英単語集といったら赤尾の豆タン全盛であったけど、そこに試験に出る英単語という日比谷高校の森一郎なる教師の青春出版社という思ってもみない学さん専門でない所からベストセラーが出た。私など単語は文章のなかで、その都度辞典引いて覚えるものとの説を真に受けていたので英語の勉強量のわりに公開模試などの英語の成績が足を引っ張っていた。結構周りはその種の単語集がっちり覚えてたんだ。今振り返るとその類いの中でも清水書院から出されてたスタンダード英単語(一部熟語も付加されてる)集というのが秀逸だったように思うのだ。実は今それが手元にあるからそうのべるのだが、その理由は5つ違う兄がそれを使っており、それが今使われた形であって、兄に直接聞いたことないが某有名国立大に現役ではいった英単語力はここから鍛えられたんだろ。結構何やっても要領がいい人だからこれが役に立つと評価したのだろう。でも当時はまったく無名、そんなの見つけたのは彼の受験時の1965年、その前年に出版だからすれすれだったわけだ。これを編んだ人は堀江清弥とかいう人で当時実践女子大学大学の先生だったらしい。勿論無名な人ではなかっただろうか。なんせ語の選択がいい。そしてレベルが高い。東大向きといってもいい。でもこういう世に知られぬ良書も時の流れで一切もうてに入らぬ。調べると国会図書館にはarらしいが、古本屋でも検出しない。最近ちくま文庫の学芸で往年の名参考書復活してるけど、これを出してくんないかな。もう編者もたぶん死んでるだろうから無理かな⁉️でも当時の情熱感じさせる名著であることは間違いない。