零下の男002

あぁんそうだとも書くのが好きで司法試験に身が入らず、論文とやらも文学臭プンプンで合格まで時間がかかったり、志望は達成したものの、そんなことやりたくない弁護士でしかなかった司郎君にとっては、最近といってもここ十数年だが、彦三郎ちゃん、そしてなんたらその家族の交流というのはおっかなびっくりはじまりだったんだけどね、その十数年の歩み?の中で、兄弟と言えども変質していた、いやそもそもそれが自地かいと思える、彦三郎の行動は徐々に面白実を持っているものだった。あっぁそうだとも男兄弟というものほどお互いにお互いを知らない肉親関係なんだよね。