その後のインド料理

翌日彼にマイソールのホテルからバンガロールの空港まで送ってもらった。朝会うと彼が開口一番、昨日のチキンはスパイシーだったねと言うた。えっインド人もあれ辛かったの! ちょっと意外だな。僕の食歴からするとあれなんて許容範囲のうちさ、あんなの例えば成都の麻婆豆腐なんかより全然辛くないよね、そう言いたかったけど言葉通じないこともあって言えない。そうか中国の花椒なんて類いインドにはないんだ。あれは中国が専売なんだ。あれはスパイスというより単なる辛い度上げるための代物だけなのかしら?そう思うとインドと中国仲悪いというの現実だが食感というところからしても全く違うんだ。そうだそうだったの!と思う。逆にいうとインド料理であの程度を辛いというならもっと繊細な食の感性がインドにあるのかしらと思えてくる。その奥行が分からなくなって来てしまう。よく考えれば中華もカレーもこなすのは日本だけかも。その許容性も日本の食文化なんだろうけど中国とインドを対比する尺度、日本本当に持ってるものなのかナ〰