女たち一生1

女の全般の生き方心情を思い描くことはできない。女房というのは女として眺めうる身近な素材だが、だからといって彼女の人生には自分も関わっているのだから客観的に心れないで回顧することはできない。出来るのはそうしたら自分の母親と義母ということになる。彼女らの人生とはなんだったのだろと分からないながらもまとめる事を思い付いたのだが、でも中途半端な所も相当ある。永遠にわからないのだがしかし熱烈にこうだったのではと思わすとこがある。それは結局世間向けの彼女らの顔以外に家庭内の顔も見たからなんだろ。その使い分けを知ったからなんだろ。初めからの二面相、でもどうしてもそうしなければならなかった事情、その根底にあるものこそ女の、普通の女の生き方の多くに当てはまる所でないか。そこら辺を回想してみたい。そんな気になった。